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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Linnea/リネア ティーカップ&ソーサー 007
Stig LindbergがデザインしたGustavsberg・Linneaのティーカップ&ソーサーです。
リネアはスウェーデンの森の中にひっそりと咲く花。スウェーデン人にとってとても愛着が深く、公式では無いもののスウェーデンの国花、南部・スモーランド地方の花でもあります。
花に3色・葉に6色が使われ、やわらかなグラデーションの美しさ。
1つ1つのリネアの配色や形が異なり、生き生きとした印象を与えます。
製造年数が短く人気が高いため、なかなか出会えない希少シリーズ。
フォルムはベルサなどと同じLLモデルです。
外底には英語でリネアの説明文があり、
「Deep in the Swedish forests in the shadows of dark firs, where no other flowers grow, you can find this bashful plant.」
=「スウェーデンの深い森の暗いモミの木の陰、他の花も育たない場所に、この美しい植物を見つけるだろう。」
「 Many poets have sung the simple beauty of this little flower with its sweet almond scent that you can sense far and wide during the white Swedish summer nights. 」
=「多くの詩人がこの小さな花の甘いアーモンドのような香りを詩に詠み、スウェーデンの白い夏の夜にはあたり一面にその香りが漂うのだ。」
「To honour "The King of Flowers" Carl von Linne(1707-1778), the herb was given its name Linnea.」
=「"花の王" カール・フォン・リンネ(植物分類学の父)をたたえて、このハーブはリネアと名付けられた。」
という意味。
ちなみに和名ではリンネソウやメオトバナ(夫婦花)といって日本の高山帯にも分布しているようです。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Linnea/リネア | |
デザイナー: | Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ | |
年代: | 1965-1970 | |
サイズ: | カップW11.4(持ち手含む)×φ8.4×H5.9cm 容量約240ml ソーサーφ15.6cm | |
コンディション: |
カップ内底に三方向の筋があります。光を当てないと見えないのと、形状からして明らかにヒビや貫入では無く、数時間水を張っても染み込みは無し(ヒビや貫入だとすぐに染み込みます)。 製造時に釉薬上に発生したヨレのようなものでしょう。 心配はいりませんが、それを考慮した価格。 それ以外に多少の作りの粗さなどはあり、多くの画像は用意していますが、リネアとしては作りがきれいな方。 傷によるプリントロスはカップにわずか、ソーサーの一部にあるくらいで使用感が少なく、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 | |
注意事項: | ※微細な点や付着物、気泡跡、素地や釉薬の粗さ、プリントの粗さ、傷によるプリントロスなどが発生しやすいですが、全ての画像を用意したり説明したりしませんのでご了承ください。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。