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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Bagdad/バグダッド No.4 001
グスタフスベリ社のBagdad/バグダッドシリーズ、No.4です。
名前のとおり中東・イラクのバグダッドをイメージしたもので、モスク・塔・家など7種類の建物が制作されました。
人間などをかたどった装飾だったり、茶系をベースに水色などをアクセントにした配色だったり、鳥や花のワンポイントだったり。いずれも重厚感と不思議さ、少しのかわいらしさが共存する独創性が魅力です。
デザインしたのはBertil Vallien/バーティル ヴァリーン。後年のBODA社のガラスデザインで有名ですが、Bagdadは彼が20代の若い頃にデザインしたシリーズ。
底面の「BW」は当時の姓・Wallinのイニシャルです(同時代に同姓の工芸士がいたため、Vallienに改姓したようです)。
こちらのNo.4は尖塔が2つある建物。人の表情がコミカルだったり花模様などが素朴だったり、かわいらしさも感じるデザイン。
色の個体差が大きいシリーズですが、こちらは全体的にだいぶ濃いめのブラウンです。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Bagdad/バグダッド | |
デザイナー: | Bertil Vallien/バーティル ヴァリーン | |
年代: | 1966-1970 | |
サイズ: | 底面W10×底面D4.7×H15cm | |
コンディション: | 側面の底近くに釉薬の粗さがあるのを考慮した価格。 傷はわずかで、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 | |
注意事項: | ※微細な点や付着物、気泡跡、素地や釉薬の粗さ、色ムラ、貫入、歪みなどが発生しやすいアイテムですが、全ての画像を用意したり説明したりしませんのでご了承ください。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。