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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Indigo/インディゴ 蓋付きポット(持ち手付き) 001
Karin Björquist/カーリン・ビョールクウィストがデザインしたIndigo/インディゴ。
Gustavsberg社のスタジオで製作されたシリーズで、丁寧に描き入れられた模様はindigoの名の通り美しい藍色。
来日経験もあり日本の焼き物に影響を受けたカーリン・ビョールクウィストならではで、東洋を感じさせるデザインです。
多数のアイテムがラインナップされた中、最も多く作られたであろうフラワーベースは、ぷっくり型やかなり細長いもの、真ん中がくびれているものなどバリエーション豊か。
その他にボウルやフタもの・深皿などが作られました。
幾何学模様や葉の模様などさまざまな絵付けがあるのも魅力です。
ちなみに裏の手の形のサインはハンドペイントを示し、その右下のマークはそれぞれの絵付師固有のサイン。
サインの色がものによって茶色や青紫色だったりして、その時に使っていた色というのが隠れた面白さ。
1952-1953年の短い製造期間でした。
こちらは小さな蓋付きポット。
デミタスカップくらいのイメージで、横から見た台形の形もかわいらしいです。
蓋には小さい匙を入れる穴があり、マスタードポットと呼ばれたりします。
このアイテム自体なかなか出会えませんが、破損しやすいフタが残っているのは中でも希少。
和食器で言うと塩や七味唐辛子用のフタ付の壺という感じ。
蓋の中央が滑らかに突起しているのも独特です。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ |
シリーズ: | Indigo/インディゴ |
デザイナー: | Karin Björquist/カーリン・ビョールクウィスト |
年代: | 1952-1953 |
サイズ: | W8.4(持ち手含む)×開口部内径φ4.5×最大部φ6.9×H7.6(蓋含む)cm |
コンディション: | 蓋のフチに微細な薄い欠けか削れのようなものがあるのを少々考慮した価格。無視できる程度ではあります。 その他、外側に少々の傷がありますが全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 |
注意事項: | ※微細な点、素地の粗さ、気泡跡、青い点/ペイント付着、歪みなどが発生しやすいシリーズですが、全てを図示したり文章で説明したりしませんのでご了承ください。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。