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ARABIA/アラビア Ruukku/ルーック BH1 001
ARABIA・Ruukku/ルーックのジャーです。
Maj-Britt Heilimo/マイ=ブリット・ヘイリモによるBHモデルで、アートデパートメント(芸術部門)で制作されたシリーズ。
BH1からBH9まで9種類の形が作られ、高さや持ち手の形状は違いますがいずれも3本脚が特徴。
こげ茶色・赤茶色・黄土色・オリーブ色などが混ざった複雑な色合いで、発色の個体差も大きく、とても味わい深い器です。
中でもこちらは珍しく白っぽい色がメイン。上部フチや脚近くがごく薄い緑色だったりして、優しい雰囲気です。
脚は途中まで釉薬が掛かっていて先端が素焼き状態で白いのですが、それが猫っぽくて、持ち手は尻尾に、ぷっくりしたフォルムも胴体に見えてきます。
意図したデザインかわかりませんが、持ち手から反対側にかけて少し斜めになっているのもちょっとした躍動感。
メーカー: | ARABIA/アラビア |
シリーズ: | Ruukku/ルーック |
デザイナー: | Maj-Britt Heilimo/マイ=ブリット・ヘイリモ |
年代: | 1960-1970年代 |
サイズ: | W13.3(持ち手含む)×φ9.7(最大部)×H8.5cm |
コンディション: | 脚の先端に細かい粗さがありますが、目立たないので価格への影響はわずか。 傷や使用感はわずかで、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 白っぽい部分の所々に貫入がありますが、この商品については味わいです。 |
注意事項: | ※微細な点や付着物、気泡跡、素地や釉薬の粗さ、色ムラ、歪みなどが発生しやすいアイテムですが、全てを図示したり文章で説明したりしませんのでご了承ください。 |


1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。

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陶磁器・ガラス製品の個体差について



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