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ARABIA/アラビア Ruska/ルスカ ティーカップ&ソーサー 032
ARABIA・Ruskaのティーカップ&ソーサーです。
Ruskaは、数多くのパターンが作られたアラビアのSモデルの中で、最も生産数の多かったであろうシリーズ。
フィンランドのほとんどの家庭にあったとも言われるくらいで、スウェーデンでもよく見かけます。40年にわたって生産され愛されてきました。
料理に合わせやすいマットな質感と丈夫なつくりがロングセラーの理由でしょうが、1点1点表情が違う独特の色合いも大きな魅力です。
特殊な釉薬を使うことで黄土色・赤茶・こげ茶・黒など様々な発色になっていて、同じものとは思えないものも。フィンランド語で「紅葉」という意味の「ruska」を巧みに表現しています。
ちなみに「紅葉」を1つの単語で表すのは、世界でも日本語とフィンランド語だけだそう。温もりのある佇まいは備前焼のようでもあり、日本とフィンランドの感覚に共通点を感じさせてもくれます。
メーカー: | ARABIA/アラビア | |
シリーズ: | Ruska/ルスカ | |
デザイナー: | Ulla Procope/ウラ・プロコッペ | |
年代: | 1961-2000 | |
サイズ: | カップ/W12(持ち手含む)×φ9.8×H5.4cm 容量約280ml ソーサー/φ16.3cm | |
コンディション: | ソーサーに歪みがあるのを考慮した価格。がたつくというよりは押すと少し沈む程度で、言われないと気づかないかもしれません。 その他にも粗さはありますが、傷はわずかで全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 | |
注意事項: | 微細な点や付着物、素地や釉薬の粗さ、気泡跡、歪み、色ムラなどがとても発生しやすいシリーズですが、全ての画像を用意したり説明したりしませんのでご了承ください。 ※Ruskaのバックスタンプは釉薬の上に押されているので、こすると消えるものです。 |


1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。

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陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。
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