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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Lisa Larson Lilla Zoo キツネ 003
リサ・ラーソンがデザインした"LILLA ZOO"シリーズのキツネです。
姉妹作に"STORA ZOO"(大きな動物園)がありますが、こちらは「小さな動物園」の意。STORA ZOOの2年前、1956年から製作が始まりました。
キツネの他にはバイソン・ダックスフントと3種類のネコが作られどれもリサ・ラーソンらしくデフォルメされて動物のかわいらしさがうまく表現されています。
こちらのキツネは、胴体としっぽはリアルなのに、顔が平面的なのと、脚が短いのが面白いところ。その顔にははっきりと線が引いてありますが、背中からしっぽにかけての色合いはわりとリアル。
このへんの、デフォルメとリアルのバランス感が絶妙なのが、リサ・ラーソンの才能でしょう。他のシリーズのフィギュアでもこういったスタイルが見られます。
6種類とも1978年まで22年間も作られた人気シリーズでした。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Lilla Zoo | |
デザイナー: | Lisa Larson/リサ・ラーソン | |
年代: | 1956-1978 | |
サイズ: | W12×D5.5cm×H6.8cm | |
コンディション: | 右前足がわずかに浮いていますが、倒れやすいというわけではないので、価格への影響はわずか。 少々の素地の粗さはありますが、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 顔の線と目は垂れたり粗くなったりすることが多いのですが、だいぶきれいな方です。 | |
注意事項: | 微細な点や付着物、色ムラ、素地の粗さなどが発生しやすいシリーズですが、全てを図示したり文章で説明したりしませんのでご了承ください。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
ユーズドということ
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陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。