TOP > Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ
TOP > その他陶磁器
GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Domino/ドミノ アッシュトレイ15cm(No.12) ブラック 001
グスタフスベリのDomino/ドミノ、15cm四方のアッシュトレイです。
1954年にスティグ・リンドベリがデザインし、翌年1955年にヘルシンボリで開かれた「H55展」でSpisa Ribbシリーズとともに発表されました。
それまでグスタフスベリ社でベストセラーだったArgenta(Wilhelm Kageデザイン)はグリーンとシルバーの配色でしたが、1953年にリンドベリがアメリカに行った際、カラフルなデザインの人気が落ちていることに気づきます。
その結果生まれたデザインが、ブラック&ホワイトのDominoでした。
幾何学的模様を使い、円柱形や三角錐、丸など様々な形のアイテムを発表。モダンなスタイルが好評となり1969年まで生産されました。
一方で1956年には他の色も登場。やや珍しいブラウンと、一部のアイテムでは非常に希少なイエロー・ブルーも作られました。
こちらのブラックは釉薬の濃淡が出ていて、所により青っぽく見える箇所も。全体的にはモダンながら、味わい深さも感じられる個体です。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Domino/ドミノ | |
デザイナー: | Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ | |
年代: | 1954-1969 | |
サイズ: | W15.3×D15.3×H3cm 重量約770g | |
コンディション: | 表面の傷はわずかで、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 | |
注意事項: | ※微細な点/付着物/気泡跡/色ムラ/歪みなどが発生しやすいアイテムですが、全てを図示したり文章で説明したりしませんのでご了承ください。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。