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ARABIA/アラビア ステンシル(BRモデル) カップ&ソーサー 黄色と青の半円 001
アラビアのステンシルシリーズ、黄色と青の半円を組み合わせた模様のカップ&ソーサーです。
ステンシルとは、模様がくり抜かれた型にカップをはめ込んで、職人が色をスプレーで吹き付ける技法のこと。
独特のぼんやりとしたやわらかい仕上がりが魅力的なのはもちろん、わずかな濃淡が生まれてハンドメイドのあたたかさが感じられる人気シリーズです。
その作り方から、模様が完璧に出ているのはほとんどないくらいで、はみ出したり色ムラがあったりするもの。
こちらは2色刷りのようなもので2回吹き付け作業を行っているので、単色のものより手間がかかっているもの。黄色と青が重なった部分が緑色になっていて、より味わい深いものです。
ステンシルシリーズのほとんどはデコレートデザイナーが不明で、シリーズ名も無いのですが、フォルムはこの時代の多くのカップ&ソーサーに採用されたベーシックな「BRモデル」で、ゴラン・バックによるもの。ソーサーには1971年の製造を示すバックスタンプが入っています。
メーカー: | ARABIA/アラビア | |
シリーズ: | ステンシル | |
デザイナー: | Goran Back/ゴラン・バック(フォルム) | |
年代: | 1970年代前半 | |
サイズ: | カップ/W9(持ち手含む)×φ7×H6.1cm 容量約130ml ソーサー/φ13.4cm | |
コンディション: | このシリーズにありがちな作りの粗さや色の付着、微細な点などがあります。 カップ外側に多少の小傷、ソーサー表面に少々の小傷・擦れ傷がありますが、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 画像はありませんが、ソーサ裏にも多少の小傷があります。 |


1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。

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