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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Lisa Larson Menageri Spökmus(ねずみのゆうれい) 002
リサ・ラーソンがデザインした"Menageri/メナゲリ"シリーズの"Spökmus"(ねずみのゆうれい)です。
menageriとは、サーカス用・もしくは私的に集められた動物たちのこと(個人が公共の場でそういった動物を披露することは、スウェーデンでは1917年に禁止されました)。
リサ・ラーソンはBeppe Wolgersが1956年に作詞した「Okända djur(未知の生物)」という歌に登場するmenageriという言葉に着想を得て、このシリーズを制作したようです。
menageriは主に外国の珍しい動物が集められたということもあってサイとカバがデザインされ、もう1種類がこの"ねずみのゆうれい"です。
menageriの本来の趣旨とは違いそうですが、非現実的な大きな耳やぷっくりとした体形がかわいらしく、何よりも斜め上を見上げている表情には、何かをしゃべり出しそうなリアリティと愛くるしさがありますね。
ものによって光沢の強い釉薬だったり、青の色合いも濃かったり薄かったり、目つきも違ったり。個性があるのも大きな魅力です。
リサ・ラーソンの作品の中でもとりわけ人気が高く、近年現地の価格も高騰しているものです。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Menageri | |
デザイナー: | Lisa Larson/リサ・ラーソン | |
年代: | 1966-1976 | |
サイズ: | W6.8×D6.2cm×H7.5cm | |
コンディション: | 顔に微細な削れがありますが、目立たないので価格への影響はわずか。 顔に発生しやすい微細な黒点はわずかで、目の描き入れわりときれいなもの。全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
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陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。