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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Spisa-Ribb/スピサリブ ティーカップ&ソーサー 020
グスタフスベリ社のSpisa-Ribb/スピサリブ、ヴィンテージのティーカップ&ソーサーです。
「Ribb」は「棒」という説明がされることもありますが、スウェーデン人によると肉の部位のリブのこと(あばら骨)で、「Spisa」は古いスウェーデン語で肉の意味。スウェーデン人が聞くとちょっとおかしな言葉だそうです。
そのあたりにも、デザイナーのリンドベリの遊び心があるのかもしれませんね。
いずれにしろ、シンプルな黒い線とブラウンの縁取りだけのシンプルなデザインですが、一本一本手描きされているので独特の風合いがあります。
復刻版も生産されていますが、ヴィンテージにだけバックスタンプに「SPISA-RIBB]とある上、黒い線はヴィンテージの方が太く力強く描かれています。40〜60年前の生産なので、線が多少雑だったり作りが粗かったりしますが、ヴィンテージにしか出せない味わいがあるのも確か。
それでいて本国・日本ともに復刻版とヴィンテージの値段がそれほど変わらないので、ヴィンテージをおすすめしたいところです。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Spisa-Ribb/スピサリブ | |
デザイナー: | Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ | |
年代: | 1955-1974 | |
サイズ: | カップW12.2(持ち手含む)×φ10.2×H5.8cm 容量約260ml ソーサーφ14.8×2.5cm | |
コンディション: | カップの茶色いラインの色ムラがやや目立つ点を考慮した価格。光に当てるとわかりやすいですが、置いた時は下にすぼまっていく形状で少し陰になるため、それほど目立たないかもしれません。 その他、カップは内側に微細な点、内底に少々の小傷などがあります。 ソーサーは表面に多少の小傷、茶色い点、裏に2ヶ所の凹みがあります。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。