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ARABIA/アラビア HLA マグカップ ターコイズ×ブルー(黄色い花) 001
Hilkka-Lisa Ahola/ヒルッカ・リーサ・アホラがデザインした、アラビアのマグカップです。
まず目に飛び込んでくるのは独創的なカラーリング。ターコイズブルーとロイヤルブルーのツートンカラーで、食器として非常に珍しいインパクトのある色の組み合わせです。
側面の花は黄土色に近い鈍い黄色で、青の補色として対比させてより深い印象を与え、そして奇特なカラーを絶妙になじませています。
その花は手描きで、絵付師によって、また同じ絵付師でも風合いが違ってくるのも大きな特徴。
同じ手描きのアネモネやヴァレンシアに比べて1つずつの違いが大きいのは、アラビアのアートデパートメントならではの自由でのびのびとした作風だからでしょう。大量生産ではなく、芸術作品としての性格が強いことが感じられます。
特にこのタイプは、花に三重にかかっているドットが厚めに塗られていて、触ってわかるほど。指先の感覚でも楽しめるデザインです。
独特の世界観に心を奪われてしまいそうで、一生の宝物にしたくなるような魅力にあふれた逸品です。
メーカー: | ARABIA/アラビア |
シリーズ: | HLA |
デザイナー: | Ulla Procope/ウラ・プロコッペ(フォルム) Hilkka-Lisa Ahola/ヒルッカ・リーサ・アホラ(デコレート) |
年代: | 1970-1972 |
サイズ: | W13(持ち手含む)×φ10.2×H8.4cm 容量約400ml |
コンディション: | 内底にごくわずかな小傷があるくらいで、とても良好なヴィンテージコンディションです。 |


1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。

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陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。
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