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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Adam/アダム ティーカップ&ソーサー 006
グスタフスベリで最も有名なデザイナー、スティグ・リンドベリによるAdam/アダムのティーカップ&ソーサーです。
ブルーのドットだけで表現されていますが、ドットの大きさを変えることで遠近法を取り入れた立体的なデザインになっています。
ドットというとかわいらしいイメージですが、規則的に並べはっきりとした色を使うことで、リンドベリらしいモダンな印象に仕上げられました。50年以上前にこのような現代にも通ずるデザインが施されたことは大変驚くべきことです。
近年復刻版が生産されるほどですが、ヴィンテージのオリジナル品の方がブルーが鮮やかだったり、ドット同士の間隔が狭くて密度の濃い模様が美しかったり、オリジナルの人気も根強いものがあります。また、「ADAM」と刻印されたロゴもオリジナルだけのものです。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Adam/アダム | |
デザイナー: | Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ | |
年代: | 1959-1974 | |
サイズ: | カップ/W12.3(持ち手含む)×φ10.1×H6cm 容量約260ml ソーサー/φ15×H2.5cm | |
コンディション: | カップは高台に短い亀裂が2つありますが、このシリーズにたまに見られるもので、側面には達しておらず強度に問題はありません。その他、カップ内側フチ近くにごく薄い青いプリント付着、カップ持ち手左にプリントの不具合、ソーサーフチに青い点、カップ側面とソーサー表面に多少の細かい傷がありますが、全体的には良好なヴィンテージコンディションです。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
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ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。