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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Krokus/クロッカス カップ&ソーサー 003
スウェーデン・グスタフスベリ社で生産されたKrokus/クロッカスのカップ&ソーサーです。
長い冬を終えたころに咲く鮮やかなクロッカスの花は、北欧の人々が待ち焦がれた春の始まりを意味し、北欧諸国でとても愛されている花。
フィンランドのARABIA社にも写実的に花を描いたKrokusシリーズがありますが、こちらのグスタフスベリ社製は全く違う雰囲気をまとっていますね。
デザイナーは、Galejan/ガレイアンやJuliana/ジュリアナなどを生んだ奇才・Margareta Hennix/マルガレータ・ヘニックス。たしかにピンク色のクロッカスはありますが、ワインレッドとの2色の鮮烈なカラーでデフォルメ化されたクロッカスの花は、表現力豊かな彼女の才能を感じさせます。
ソーサーをワインレッドで塗りつぶしたのも必然でしょう。Julianaと同じような構成で、カップの花柄を浮き立たせています。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Krokus/クロッカス | |
デザイナー: | Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ(フォルム) | |
Margareta Hennix/マルガレータ・ヘニックス(デコレート) | ||
年代: | 1970-1970年代前半 | |
サイズ: | カップW9.6(持ち手含む)×φ7.5×H5.4cm 容量約150ml ソーサーφ13.7cm | |
コンディション: | カップ側面に少々のペイントロスや傷、ソーサー表面に少々の小傷がありますが、全体的に良好なヴィンテージコンディション。カップ持ち手にありがちな貫入が1本だけ、ソーサーに0.5mm程度のごく微細な白い点がありますが、いずれも目立たないものです。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。