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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Dart/ダート コーヒーカップ&ソーサー 004
スウェーデン・グスタフスベリ社のDart/ダート、コーヒーカップ&ソーサーです。
スティグ・リンドベリ晩年の作品で1977年から製造され、1981年の彼の没後も生産されていました。
彼の著名な作品からするとシンプルですが、こういったラインのみのデザインもリンドベリは数多く生んでいます。
単純なラインが引かれただけのように見えますが、水色のラインの両側にさらに細く黒い線が引かれていて、爽やかさを際立ててモダンなイメージに仕立て上げてあります。
驚いたのは意外にもハンドペイントということ。じっくり見ると水色に濃淡があり、黒いラインが太さもわずかに一定ではありません。これに加えてランダムに出現させた微細な黒点も、1つ1つに独特の表情を与えて趣きあるものになっています。
カップ類にはBodega/ボデガなどと同じくLUモデルが採用されていて、スタッキングがしやすい実用的なものでした。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Dart/ダート | |
デザイナー: | Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ | |
年代: | 1977-1984 | |
サイズ: | カップW10.1(持ち手含む)×φ7.4×H6.1cm 容量約160ml ソーサーφ13cm | |
コンディション: | 小傷はほんのわずかで、非常に良好なヴィンテージコンディションです。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。